※2022/04/12刊内容(「Z世代」と三友グループでの取り組みについて )となります。
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三友環境総合研究所 研究員 白川裕美子です。
今号は 最近よく言われる「Z世代」についてレポートさせていただきます。
4月1日に三友グループへ大学卒、大学院卒、高専卒の 10名の新入社員が入社いたしました。
20歳から25歳となり1997年(平成8年)から2001年(平成13年)頃に生まれた、いわゆるZ世代と言われています。
さて、ここでクイズです。
「Z世代」 の生まれ年は次のどれでしょうか?
①1995年頃〜2010年頃 ➁2000年頃~2010年頃 ③1900年頃~2000年頃
正解は①の1995年頃〜2010年頃 とされています。
生まれたときからデジタル化が進み、ITリテラシーが高いと言われ、生まれたときからパソコンやインターネットが身近にあり、当たり前のように使いこなしています。
またスマートフォンやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)も小さい頃から慣れ親しんだ存在で、ネットを介した情報収集や情報発信、ソーシャルメディアを活用したコミュニティー形成なども、他の世代に比べて得意とされています。
また意識や関心度として
・ファッション選びも、値段の高さよりも自分が気に入っているかどうかを重視
・社会問題への関心が高く、社会に貢献したいという意欲が強い
環境意識も強く、小学校の授業でも体系だった環境教育を受けた世代
・ジェンダー問題への意識が高い
・「モノ(商品)」以上に「コト(体験・サービス)」にも価値を見いだす
・「自己承認欲求」「発信欲求」が高い
などが言われています。
アメリカではZ世代の人口ボリュームが約20%を構成し、消費への影響力も強くマーケティングの世界では消費行動に非常に注目をされています。日本では少子化かから人口ボリュームが約13%となり消費への影響力はアメリカほどではありませんが、部下マネジメントや研修などのあり方で特に注目をされているのです。
本号のトピックス
三友グループの取組について
さて皆様の職場では若年社員の育成ではどの様な取り組みをされているでしょうか?
三友グループの取り組みをご紹介させて頂きます。
「1on1」です。
これは上司と部下の1対1面談の一種なのですが、一般的な年1回の評価面談と異なり、より短い頻度で仕事の会話だけでなく趣味など興味あることの話をしています。
時には悩み事などもあるようです。
面談場所の確保などの課題もありますが、昨年度から取り組みを開始しました。
希薄になりがちな対面コミュニケーションを通じ、三友グループとして働く環境を整え、若手社員を育て、成長を支えることで全体のパフォーマンスを上げることに努めています。
効果として、離職率の低下にも繋がっています。
「社員教育プログラム」について
三友グループが取り扱う廃棄物は有害性・爆発性・発火性など処理が困難な化学物質が多く占めています。受入や処理時の事故ゼロを目指し、年度計画を策定して専門教育と緊急訓練に力を入れています。全社員に知識と情報を蓄積させるため、様々な教育プログラムを実施しています。
また、業務の質の向上と社員各自の技術の向上につながるよう、資格取得を奨励し、定期的な教育や訓練の実施、及び外部研修などへの積極的な参加を推進しています。
これらのスタートとなるのが「新入社員教育」です。
入社時には、新入社員研修、安全衛生教育講習(労働安全衛生協会)、ビジネスマナー研修、フォークリフト研修を経て、配属先で、消火訓練や安全作業、基本作業、工場内でのフォークリフト運転、ISO環境一般教育、各工場での特定作業の訓練を行います。
このように従来までの「知識」「技術」の教育プログラムに加え、「1 on 1」を行う事で社員のモチベーション向上にも繋げることで、お客様へより高いサービスが提供できるようにしています。
詳しくはこちら⇒社員教育プログラム(環境社会報告書より).pdf