※2022/03/14発刊内容(「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」について )となります。
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三友環境総合研究所 研究員 白川裕美子です。
今号は 4月1日から始まる「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」についてレポートさせていただきます。
2019年5月に「プラスチック資源循環戦略」が策定され、3R+R(リデュース、リユース、リサイクル+リニューアブル<再生可能資源の活用>)として具体的な数値目標を掲げました。(具体的な数値目標は資料参照)
基本方針として
・プラスチック廃棄物の排出の抑制
・ワンウエイプラスチックの使用の合理化
・プラスチック廃棄物の分別収集、自主回収、再資源化
が策定されました。
その第一歩として2020年7月~「レジ袋有料化」が実施されたのです。
さて、ここでクイズです。
「リデュース(発生抑制)」として2030年までにワンウエイプラスチックを累積 何%排出抑制する目標にしているでしょうか?
①50% ➁25% ③10%
正解は➁の25%です。
ワンウエイプラスチックと言われるレジ袋、ストロー、カップ、お弁当などにつくフォークなどへの取り組みが既に始まっているのは皆様も普段の生活でも感じられている事かと思います。
そして今回の法律の施行により
・プラスチック使用製品設計指針 として 「プラスチック使用製品の製造事業者」
・特定プラスチック(12種類)使用製品の使用合理化 として 「小売、サービス事業者」
・市区町村による分別収集・再商品化 として 「市区町村」
・製造・販売事業者等による自主回収・再資源化 として 「プラスチック使用製品の製造、販売事業者」
・排出事業者による排出抑制・再資源化等 として 「排出事業者」
各業界、各事業者、自治体へ取り組み指針が掲げられ、再商品化及び再資源化の計画作成、申請から廃棄物処理法の特例なども定めました。
プラスチックへの取り組みが加速度的に進んでいくのではと予測がされます。
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律について」(経済産業省資料)
⇒ setsumei_siryou.pdf (env.go.jp)
本号のトピックス三友グループの使用済みプラスチックへの取り組みについて1.『アールプラス』について 2.『ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ(J-CEP)』について
■『アールプラス』について
サントリーMONOZUKURIエキスパートなどを中心とするプラスチックのバリューチェーンにかかわる企業が、事業開始した共同出資会社「株式会社アールプラスジャパン」 に昨年6月から三友プラントサービスも資本参加し、使用済みプラスチックの再資源化事業に取り組んで参りました。
本年よりプラスチック回収の効率化を目的とした分科会と制度や広報に関する分科会の2つがスタート致しました。三友グループではプラスチック回収の分科会に参加致します。
詳しくはこちら⇒廃プラスチックのリサイクルへの取組|三友環境総合研究所 (sanyusoken.com)
■『ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナーシップ(J-CEP)』について
J-CEPは、持続可能な社会の実現を目指す企業等が、住民・行政・大学等と連携して、サーキュラーエコノミーの推進に取り組む新事業共創パートナーシップとなり、昨年11月から加盟しております。
日本国内における資源の最適循環、持続可能社会の実現に資するビジネス創出に取り組み1社ではできない事を加盟企業と共創してまいります。